MLBがオープン戦を有観客で開催へ 収容能力の約25%を開放

昨年のワールドシリーズは有観客で行われた(ロイター=USA TODAY)

米大リーグ機構(MLB)は今春のオープン戦を有観客での開催を許可するようだ。USAトゥデー紙のボブ・ナイチンゲール記者が2日(日本時間3日)に自身のツイッターで速報した。

「春季キャンプの練習にファンの入場を許可するMLB球団はない。しかしアリゾナ州とフロリダ州のオープン戦では収容能力の約25%をファンに限定開放するだろう」

MLBは1日(同2日)にキャンプを今月中旬開始、レギュラーシーズン開幕を4月1日(同2日)と当初の予定通り実施するよう各球団に通達した。コロナ禍の昨季、有観客はナ・リーグ優勝決定シリーズとワールドシリーズのみだったため、オープン戦でスタンドを限定ではあるが開放するとなればファンにとって朗報だ。

すでにオープン戦のチケット販売を発表した球団もある。フロリダ州フォートマイヤーズでキャンプを張るレッドソックスは、メーン球場ジェットブルー・パーク(収容1万823人)の24%を開放するとアナウンス。また同州ブラデントンのLECOMパーク(収容8500人)を使用するパイレーツは各試合で2000枚のチケットを販売すると発表した。

米国では新型コロナウイルスのワクチン接種が始まっている。オープン戦をクラスターの発生なく終えることができれば、レギュラーシーズンの有観客開催に近づく。注目だ。

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