南野移籍のサウサンプトン マンUに最多失点タイ記録で大惨敗

落ち込むサウサンプトンの選手たち(ロイター)

日本代表MF南野拓実(26)が移籍加入したイングランド・プレミアリーグのサウサンプトンがまたも悲劇に見舞われた。同リーグ戦第22節が2日(日本時間3日)に行われ、サウサンプトンは敵地でマンチェスター・ユナイテッドに0―9の惨敗を喫した。

リバプールをいったん離れて新たな環境に身を置いた南野は、この試合の登録には間に合わずメンバー外。だが、サウサンプトンの一員となった最初の試合で信じられない現実を突きつけられた。

悲劇の始まりは前半2分だった。DFアレクサンドレ・ヤンケビッツ(19)が足裏を見せる危険なタックルでマンUのMFスコット・マクトミネイ(24)を倒して一発レッドカードで退場。いきなり数的不利になると、18分に先制点を奪われた。25分に2点目を決められると、34分にオウンゴール、39分にはFWエディンソン・カバーニ(33)にもゴールを許し、前半終了時点で早くも0―4となってしまった。

なすすべのないサウサンプトンは後半に入っても立て直せず、24分、26分に連続失点。41分にはDFヤン・ベドナレク(24)が一発退場で2人少ない状況になり、そこからアディショナルタイムまで3失点を重ねた。終わってみれば、DF吉田麻也(32=サンプドリア)が在籍していた昨季(2019年10月25日)、1試合のリーグ戦最多失点記録を喫したレスター戦と同じ「0―9」のスコアが掲示される結果となった。

これでサウサンプトンは4連敗。次節、敵地でのニューカッスル戦(6日)で新天地デビューを果たす可能性がある南野にとって、とんでもない逆風からのスタートを余儀なくされそうだ。

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