前DeNAの救援右腕・パットンがレンジャーズとマイナー契約

日本時間2月3日、レンジャーズは救援右腕のスペンサー・パットンとマイナー契約を結んだことを発表した。今回の契約にはスプリング・トレーニングへの招待が含まれており、パットンは5年ぶりのメジャー復帰を目指して招待選手としてスプリング・トレーニングに参加する。パットンは2017年から昨季まで横浜DeNAベイスターズで4年間プレー。2014~15年にレンジャーズで合計36試合に登板しており、6年ぶりの古巣復帰となる。

現在32歳のパットンは2014年にレンジャーズでメジャーデビュー。この年は9試合に登板して防御率0.96と好投したが、2015年は27試合で防御率9.00と打ち込まれた。2015年11月にフランディ・デラロサとのトレードでカブスへ移籍し、2016年は16試合に登板して防御率5.48を記録。メジャー3年間の通算成績は52試合で3勝2敗、6ホールド、防御率6.26となっている。

2016年11月にDeNAと契約し、2017年は自己最多の62試合に登板して4勝3敗7セーブ、27ホールド、防御率2.70の好成績をマーク。2018年は58試合に登板して33ホールド、防御率2.57とさらに成績を向上させた。この活躍が認められ、新たに2年契約を結んだが、2019年は42試合で防御率5.15と来日後最悪の成績。昨季はリーグ最多の57試合に登板したものの、防御率4.92に終わった。ただし、外国人選手では史上3人目となる通算100ホールドを達成している。

近年のメジャーリーグではマイルズ・マイコラス(カージナルス)、メリル・ケリー(ダイヤモンドバックス)など「アジア帰り」の投手が活躍するケースも多く、レンジャーズも1年前のオフに中日ドラゴンズを退団したジョエリー・ロドリゲスを獲得して成功(昨季12試合に登板して防御率2.13)。5年ぶりのメジャー復帰を目指すパットンがこれらの成功例に続けるか注目したい。

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