県高校新人駅伝 無観客で6日号砲 男子は松浦、女子は諫早が軸

来年の全国都道府県対抗駅伝を見据えて選抜された高校1、2年生。年始の合宿でしのぎを削った各校の主力たちが、レースを引っ張りそうだ=諫早市、トランスコスモススタジアム長崎

 長崎県高校新人駅伝は6日、諫早市の県立総合運動公園周回コース(男子6区間29キロ、女子5区間16キロ)で行われる。男子35(オープン3)、女子22チーム(同)がエントリー。午前11時に女子、午後0時半に男子がスタートする。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、無観客で実施。
 男子は松浦を軸とした優勝争いになりそうだ。昨年末の全国高校駅伝に出場した鎮西学院をはじめ、創成館、瓊浦、大村工、長崎北陽台、諫早農などが続く。
 松浦はエース格の吉浦、網本ら5000メートルを14分台で走る選手がそろい、大会記録(1時間26分24秒)の更新も視野に入る。昨季、3年生が主体だった鎮西学院と瓊浦は、メンバーが大きく入れ替わった中でどんなリレーを見せるか。
 他の有力チームの主力は、ほぼ昨季のまま。特に創成館は上位でレースを進める可能性が高い。川棚、壱岐なども大会を盛り上げてくれそうだ。
 女子は3連覇を狙う諫早が一歩リードする。昨季から1、2年生でたすきをつなぎ、11月の県高校駅伝で完全優勝。年末の全国高校駅伝も経験した。その主軸となった2年生の水谷、川口を中心に1年生も伸びている。
 追う長崎女、鎮西学院、長崎商も昨季から1、2年生が主力を担ってきた。長崎女は県高校駅伝2位、鎮西学院は昨年2月の県新人駅伝2位。長崎商も好選手を擁しており、上位争いは混戦か。口加、壱岐、大村などの好走も期待される。

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