松本穂香が「おじさまと猫」ふくまるとそっくりなネコの声を担当

テレビ東京ほかで放送中のドラマParavi「おじさまと猫」(水曜深夜0:58)に、神木隆之介が声を務めるネコのふくまるとそっくりなネコ・マリンの声を松本穂香が担当することが分かった。

本作は、累計140万部を誇るインターネットを中心に爆発的な人気を呼んでいる、桜井海氏の大人気コミックを連続ドラマ化。誰かに愛されたかった、おじさまとネコのハートフルストーリーだ。妻に先立たれて以来、ふさぎこんだ日々を送っていた世界的有名ピアニストの主人公・神田冬樹(草刈正雄)は、ペットショップで売れ残っていたブサネコのふくまると出合い、一目でひかれてしまった神田は、思わず「このネコをください」と告げ、その瞬間から愛されることを諦めていたネコと孤独だったおじさまの心温まる日々が紡がれていく。

SNSでは「癒やされる」「泣ける」と話題沸騰中の本作。神木の声が、神田の愛猫・ふくまるにピッタリと好評だが、松本が演じるのは、日比野奏(平山浩行)が母親(朝加真由美)から引き取ることになったふくまるとそっくりなネコ・マリンの声。松本は、映画「君が世界のはじまり」「みをつくし料理帖」(ともに2020年)などで主演を務め、第12回TAMA映画賞最優秀新進女優賞を獲得。アニメーション映画「君は彼方」(20年)においても声の出演で主演を務めている。

松本は「私が声を演じさせていただくマリンは悲しい過去がありながらも信じることを諦めず、とても素直で、心がたくましいネコちゃんです。ネコが甘えた時に出すグルグルという音だったり、ご飯を食べる時のガツガツとした感じだったり、声のみでの出演は分からないことだらけだったので、少し難しかったですが、楽しくやらせていただきました」と振り返った。

そして、「日本ではお金を出すことで簡単にペットを飼えてしまうので、その分簡単に捨ててしまう方が多いように思います。今回のお話の中でもそういった悲しい現実が描かれていました。そもそも、ペットを飼うという考え方ではなく、新しい家族として迎えるべき存在だと思っているので、今回のこのドラマでより多くの方にそういったことを知ってもらえる機会になればいいなと思います」と述べ、「このドラマはおじさまとネコたちのほっこりしたやりとりに癒やされます。草刈正雄さんの優しい雰囲気とブチャかわのふくまる。段々と心を開いていくふくまるの変化にも注目してほしいです!」と見どころをアピール。松本が演じるマリンは、2月17日放送・第7話から登場する。

本日2月3日放送・第5話では、ふくまるのおかげで音楽教室の子どもたちにも大人気の神田が、レッスン後の森山良春(小関裕太)との会話で、なぜ神田が生き物を触れなくなったのかが明らかになる。そして帰宅途中、小林夏人(升毅)に遭遇し、ネコグッズが並ぶ雑貨店に入ると、すっかりネコ好きになった神田は次々とグッズを購入。ところが、ふと目に入ったマグカップから、かつて妻・鈴音(高橋ひとみ)とこの店を訪れた時のことを思い出す。

さらに、アニメイト渋谷店ではドラマ化を記念して、2月6~14日まで「おじさまと猫」ミュージアム(入場料無料)の開催が決定。草刈がポスタービジュアルで着用した衣装や、ドラマ台本、複製原画パネルなどが展示され、ドラマファンも原作ファンも楽しめるイベントとなっている。

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