エンゼルスがオリオールズからカッブを獲得 先発補強は終了か

日本時間2月3日、エンゼルスはジャーメイ・ジョーンズとのトレードでオリオールズからアレックス・カッブと金銭を獲得したことを発表した。現在33歳のカッブは通算55勝の先発右腕で、エンゼルスでも先発ローテーションの一角を担うとみられる。カッブの加入によりディラン・バンディ、アンドリュー・ヒーニー、ホゼ・キンターナ、グリフィン・キャニング、大谷翔平と合わせて6人の先発投手が揃ったため、今オフの先発補強は終了となりそうだ。

カッブは昨季オリオールズで10試合に先発して52.1イニングを投げ、2勝5敗、防御率4.30、38奪三振を記録。レイズ時代には4度の2ケタ勝利をマークした実績を持つが、4年契約でオリオールズに加入したあとは低調なシーズンが続いている。メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンドによると、カッブの今季の年俸1500万ドルのうち、エンゼルスは500万ドルを負担することになるという。

オリオールズへ移籍するジョーンズは23歳の内野手で、昨年8月にメジャーデビュー。3試合に出場して打率.429(7打数3安打)をマークした。「MLB Pipeline」が公開している球団別プロスペクト・ランキングではエンゼルスの7位にランクインしていた。

なお、メジャーリーグ公式サイトでエンゼルスの番記者を務めるレット・ボリンガーは「カッブの獲得はエンゼルスがトレバー・バウアーから撤退することを意味する。オフシーズンを通してエンゼルスとバウアーは関連付けられていたが、エンゼルスは限られた資金を1人のスター選手ではなく、複数のポジションの補強に使うことを選択した」と伝えている。

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