
北海道鶴居村の「鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリ」の給餌場で、国の特別天然記念物タンチョウが雪上で華麗に翼を羽ばたかせ、観光客の目を楽しませている。
青空が広がった3日朝、甲高い鳴き声と共に、隊列を組んだタンチョウが次々に餌を求めて飛来。午前9時ごろには約80羽が集まり、雄の「コーッ」という鳴き声に、「カッカッ」と鳴き返す雌の声が響いた。踊るように向かい合って翼を広げる「求愛ダンス」も見られた。
10年ほど前から毎年タンチョウを見に訪れているという東京都の40代女性会社員は「顔を足でかく姿がかわいい。スタイルもよく、飛んでいる姿もきれい」と話した。