レアル下部組織の中井卓大 地元紙が「今季トップデビューの可能性」報じる

ジネディーヌ・ジダン監督(ロイター)

スペイン紙「アス」は3日、スペイン1部レアル・マドリード下部組織に所属する〝ピピ〟ことMF中井卓大(17)が今季トップデビューする可能性があると報じた。

Rマドリードは冬の移籍市場でセルビア代表FWルカ・ヨビッチ(23)をドイツ1部Eフランクフルト、ノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴール(22)がイングランド・プレミアリーグのアーセナルに放出。その一方、戦力補強をしなかったことについて同紙は、Bチームや育成部門に注目し、何人かの若手選手ともにピピ(中井)の名前を挙げて「すべてのポジションにオプションがある」と報じた。

すでにジネディーヌ・ジダン監督(48)は今季、思うような結果が出ずに苦しんでいる中、MFセルジオ・アリバス(19)、MFアントニオ・ブランコ(20)をトップデビューさせるとともに、下部組織出身の若手選手を続々とトップに招集しており「日本の光る若者ピピ中井」も今後の昇格候補として視野に入っているという。

さらに同紙は、中井についても言及。日本代表MF久保建英(19)が加入する前からチームに所属し「ジダン監督も直接知っている創造的な10番」とし「ピピは技術的に絶妙で、ボールの上で踊ります」と紹介。「彼らは宝石を持っていることを知っている」として、今後は中井を含めた若手がチームをサポートすると伝えた。

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