災害調査ドローン活用 日南市と事業者が協定

 日南市は3日、ドローンの撮影事業者や業界団体と、大規模災害時の支援活動に関する協定を結んだ。ドローンを活用した被害状況の把握、被災者の捜索などで協力を受ける。
 市と協定を結んだのは、ドローン撮影事業を手掛けるライフクリエイト宮崎(宮崎市佐土原町)と、いずれも一般社団法人のドローン撮影クリエイターズ協会(京都府)、地域再生・防災ドローン利活用推進協会(大阪府)の計3団体。地震や風水害、火災などの発生時にドローンで現場の状況を把握し、情報収集や救助活動の支援に取り組む。平時には市消防本部のドローン隊に技術指導や助言を行う。
 締結式は市役所であり、崎田恭平市長=写真左=と同推進協会宮崎支部長を務める同社の新原一容取締役=同右=が協定書に調印した。
 崎田市長は「市民の安心安全を守るために協力をお願いしたい」とあいさつ。新原取締役は「消防本部との訓練や連携に力を入れ、情報を迅速かつ的確に提供できるよう対応していきたい」と話していた。

© 株式会社宮崎日日新聞社