2021年からレクサスは新型モデルを大量投入! 待望のコンパクトSUV登場か?

レクサスは2021年2月1日、2020年における全世界販売実績を発表した。コロナ禍の影響により前年比で94%とダウンしたというが、下半期においては前年比102%を達成している。昨年2020年の実績とともに今後発表する新型モデルの一部写真を公開。

レクサス 新型IS 300h F SPORT(2020年11月ビッグマイナーチェンジモデル)

コロナ禍でも大健闘

先にも述べた通りレクサスは2020年(1〜12月)、世界で71万8715台を販売した。前年の2019年と比較すると94%と6ポイント下落しているが、この最大の要因は新型コロナウィルスの流行によるものだ。

コロナ禍が叫ばれ始めた下半期(1〜6月)は、前年比84%の30万4000台であったが、下半期(7〜12月)には前年比102%の41万5000台にまで回復したという。

人気モデルをマイナーチェンジで巻き返し

ミドルセダンのレクサス IS, 最上級サルーンのISと両モデルをビッグマイナーチェンジを敢行
ミドルセダンのレクサス IS, 最上級サルーンのISと両モデルをビッグマイナーチェンジを敢行

ミドルセダンのESや、今やレクサスの屋台骨的存在となったミドルSUVのRXの売れ行きが大きく貢献した。加えて、新型ISやLSといった主力セダンの商品改良も奏功した。

市場別でみてみると、中国市場では前年比111%の22万5000台と過去最高記録を樹立。その他の北米(前年比91%)、東アジア(前年比92%)、日本市場(前年比79%)という結果であった。

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コロナ禍でありながらも大きく数字を落とさなかった要因は、モデルラインアップの見直しなどが大きな要因であったという。

コンパクトSUV市場に殴り込み

今回発表されたなかには新型モデルを示唆する内容も。春を目標にこれからのレクサスを示すブランドビジョンをコンセプトカーとともに発表するというのだ。

その第一弾モデルを年内に発表し、2022年以降も続々と新型車を導入する構えだ。

お披露目されたティザー写真ではボディサイズはもとより、SUVなのか、セダンなのかすらわからない。だが、注視してみるとせり出した迫力のあるリアフェンダーからSUVだと推測できる。

トヨタ C-HRをベースにしたレクサス UXをデビューさせるたようにヤリスクロスの兄弟車という可能性も

もしかすると大ヒット中のトヨタ ヤリスクロスをベースとするコンパクトSUVか、はたまた新型RXやNXといった既存モデルの新型という見方も。

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はっきりと断言できないが、春の発表が今から待ち遠しい。コロナ禍でも前年と大きく変わらない実績を収めたレクサス。今後のモデル拡充などレクサスの動向から目が離せない。

【筆者:MOTA編集部】

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