北陸や東北 暴風や猛ふぶきに警戒 春一番の可能性も 午後は各地で北風冷たく

きょう(木)の全国の天気と降水確率

 きょう(木)は、西日本から北日本の日本海側は、午前中は広く雪や雨が降り、雷を伴う所もある見込み。風も強まるため、北陸や北日本は猛ふぶきに警戒が必要となる。午前中は日本海の低気圧に向かって南風が吹き気温が上がるものの、次第に北風に変わるため、気温の変化にも注意が必要だ。

北陸や東北 猛ふぶきに警戒 各地で強い風に注意

きょう(木)正午の雨雪と風の予想

 きょうは日本海から近づく低気圧が発達しながら昼過ぎにかけて東北を通過する。また、低気圧から伸びる前線が通過する午前中は西日本から北日本の日本海側は雪や雨となり、北陸や東北では雪の強まる所もありそうだ。落雷や突風にも注意が必要となる。

 北陸や東北は非常に強い風が吹くため、猛ふぶきに警戒が必要となる。見通しが悪くなるおそれがあるため、車の運転などに注意が必要だ。昼過ぎは東北の太平洋側も雪でふぶく所がある見込み。東北の日本海側は大雪となる所もありそうだ。

きょう(木)昼前と夕方の天気分布予想

 また、午前中は日本海から近づく低気圧に向かって南風が吹き込む予想。南風が強まって春一番が吹く可能性もある。関東で春一番の発表があれば、これまでの最早記録である1988年の2月5日より早く、統計開始以来、最も早い春一番となりそうだ。強い風に注意が必要となる。

 低気圧が通過したあとは冬型の気圧配置となるため、午後も北陸や北日本の日本海側では雪が続く見込み。

 関東から西の太平洋側は晴れる所が多いものの、西日本の太平洋側は昼前後に、にわか雨の所がありそうだ。西日本の日本海側も午後は晴れ間が出る見込み。

午後は各地で北風に 寒暖差に注意

きょう(木)の予想最高気温と午後6時の風の予想

 朝は各地で冷え込みが強まっているが、日中の気温はきのう(水)より高い所が多くなる。それでも北日本は厳しい寒さが続き、札幌は-5℃の予想。

 関東から西は12 ℃くらいの所が多く、鹿児島は17℃まで上がる見込み。ただ、午後は北風に変わり急に寒くなるため、気温の変化に注意が必要だ。

(気象予報士・及川藍)

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