前田に心強い味方!ツインズが昨季防御率0点台のコロメイと合意

正遊撃手としてアンドレルトン・シモンズを獲得し、主砲ネルソン・クルーズとの再契約合意が報じられているツインズがさらなる補強に成功したようだ。日本時間2月4日、ツインズがホワイトソックスからフリーエージェントとなっていた救援右腕アレックス・コロメイと1年625万ドル+オプション1年で合意したことが明らかになった。昨季ホワイトソックスのクローザーとして防御率0点台をマークしたコロメイは、前田健太にとっても心強い味方となりそうだ。

現在32歳のコロメイは昨季21試合に登板して2勝0敗12セーブ、防御率0.81の好成績をマーク。レイズ時代の2016年と2017年、ホワイトソックス時代の2019年と過去に3度、シーズン30セーブ以上を記録しており、自己最多の47セーブをマークした2017年には最多セーブのタイトルも獲得している。

メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンドによると、コロメイの今季の年俸は500万ドル。来季の契約が相互オプションとなっており、125万ドルのバイアウトが設けられているため、コロメイに保証される金額は500万ドルと125万ドルを合計した625万ドルとなる。なお、来季のオプションが行使された場合、来季の年俸は550万ドルになるようだ。

昨季のコロメイは奪三振率が6.45という低水準だったが、被バレル率が3.1%と非常に低く、メジャー全体の上位5%に入っていた。打たれる打球の平均初速やハードヒット率が前年から向上しており、強い打球を打たれなかったことが昨季の好成績につながっていたとみられる。

今季のツインズにはコロメイ、ロジャース、ハンセル・ロブレスとクローザー経験者が3人も揃い、頼れるセットアッパーに成長したタイラー・ダフィーも控えている。昨季不調だったロジャースとロブレスが復調すれば、勝ちパターンの継投は非常に強固なものとなり、勝ち試合を落とすケースは極めて少なくなりそうだ。

© MLB Advanced Media, LP.