生保協会県協会 福祉車などを寄贈 県内団体、施設に

福祉巡回車と生命保険協会県協会の渡辺会長(中央)ら=長崎市、県総合福祉センター

 生命保険協会県協会(会長・渡辺朗明治安田生命長崎支社長)は、長崎県内の福祉団体や障害者施設など8カ所に福祉巡回車や自動体外式除細動器(AED)、寄付金を贈ることを決め、3日、長崎市茂里町の県総合福祉センターで寄贈式があった。
 同協会が1984年度から続ける社会貢献活動。昨年10、11月、加盟する県内20社4千人超の職員に募金を呼び掛け資金を集めた。寄贈先は県社会福祉協議会の推薦を基に決定。福祉巡回車は今回の2台で計98台、AEDは今回の3台で計20台になった。
 寄贈式では、渡辺会長が、県身体障害者福祉協会連合会の土岐達志会長と波佐見町社協の中村敏明会長に福祉巡回車の目録をそれぞれ手渡した。中村会長は「町内は山間地が多く車は必需品。温かい志を有効活用したい」、土岐会長は「会員の減少で財政が大変厳しい中、新車は大変ありがたい」とお礼を述べた。
 この他、対馬市の社会福祉法人米寿会「あゆみ園」など3施設にAEDを贈呈。長崎市の児童養護施設「浦上養育院」など3施設に寄付金を贈った。

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