関東で春一番 統計開始以来もっとも早い

 きょう4日(木)、関東地方で「春一番」が吹いたと発表があった。

 日本海を進む低気圧や前線に向かって、南寄りの風が吹き込み、関東は南部沿岸を中心に南西の風が強まっている。東京など南部は気温も上昇しているため、東京管区気象台は春一番が吹いたと発表した。関東では昨年(2月22日)より18日早く、これまでの最早記録(1988年2月5日)抜いて、統計開始以来もっとも早い春一番となった。

 春一番は季節の風物詩と捉えがちだが、強風に注意を呼びかける情報でもある。また、春一番が吹いたあとは、北風に変わり気温が急降下するケースも珍しくない。今回も例外ではなく、関東南部は4日(木)夕方から北寄りの風に変わり、今夜は気温が下がる見通し。気温の変化が大きくなるので、体調管理などに注意が必要となる。

【関東 最高気温・最大瞬間風速(4日午後2時まで)】

東京 12.5℃ 南の風 15.2メートル(午後1時6分)

横浜 11.9℃ 西南西の風 18.3メートル(午後0時37分)

千葉 11.4℃ 西南西の風 20.2メートル(午後0時28分)

春一番について

 春一番は、立春から春分の間に低気圧が日本海を進み、暖かな南風が強く吹いて、前日より気温が上昇した最初の日に発表される。気象庁では、九州から関東にかけて春一番の発表しているが、基準を満たさず発表されない年もある。

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