
東京五輪・パラリンピック組織委員会内からは4日、森喜朗会長が取材対応し、3日の女性蔑視発言について謝罪したことを一定程度、評価する声が上がった。ある幹部は「自ら謝罪、撤回したということで理解してもらうしかない」と話した。
別の幹部は、謝ったことで「会長の気持ちが明らかになった」と語り、事態の収拾に期待を寄せたが、森氏への批判が収まるかどうかは不透明だ。一連の動きについてIOCに報告して理解を得たという。
一方、開催準備に関わる政府関係者は、トップ交代に発展することに危機感を募らせる。「大会まで半年を切って交代となれば痛い。大会はもたない」とつぶやいた。