【競泳】「騒動があった後に関しては…」浦コーチが感じた瀬戸大也の変化とは

レース前は緊張した様子だった瀬戸

競泳のジャパンオープン(4日、東京アクアティクスセンター)が開幕し、男子400メートル個人メドレーは、不倫問題による活動停止処分を受けていた東京五輪代表・瀬戸大也(26=TEAM DAIYA)が4分12秒57で優勝。レース後には、コーチの浦瑠一朗氏が取材に応じ、瀬戸の現状について語った。

瀬戸にとっては、今大会が不倫騒動後初となる実戦の場。優勝こそ果たしたが、この日2本目のレースとなった決勝では後半に失速。多くの課題が残った。浦コーチは「まだまだレースを何回も繰り返すところの体力はちょっと不安がある」と話しながらも「基本的には7割くらいは戻っているんじゃないかな」と一定の評価。タイムについては「よければ4分10秒を割るタイムでいきたいなと話していたが、最低12秒という話をしていたので、今日はその最低限の12秒だった」と振り返った。

また、多くの人たちに迷惑をかけたことで「やはり騒動があった後に関しては、本当に死に物狂いで練習に取り組んでいる印象を感じた」と気持ちの変化が生まれたという。

東京五輪までは半年を切った。瀬戸がかねて掲げる金メダル獲得へ向け、浦コーチも「瀬戸に寄り添って、何でもいい合えるような関係でこれからしっかり練習に取り組んでいく」と気合は十分。高校時代の同級生コンビで表彰台の〝テッペン〟を目指す覚悟だ。

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