和辻哲郎賞、仏の女性教授に

「女工哀史」を研究、兵庫・姫路

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サンドラ・シャール教授(兵庫県姫路市提供)

 兵庫県姫路市は5日、第33回和辻哲郎文化賞の受賞作を発表した。一般部門は、ストラスブール大(フランス)のサンドラ・シャール教授(45)の「『女工哀史』を再考する―失われた女性の声を求めて」、学術部門は東京純心大の宮本久雄教授(75)の「パウロの神秘論 他者との相生の地平をひらく」が選ばれた。

 姫路市によると、シャール氏はドイツ在住で、京都大大学院の特任教授も務めている。受賞作は、苦しい生活ぶりに焦点が当たってきた製糸工場の女性労働者を直接の経験談などから新たな視点で見直した。宮本氏の著作は、新約聖書のパウロ書簡に関し、独自の見方を示した。