女子高校生がサッカー3級審判デビュー 島根県出雲市、選手としても奮闘

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次の目標は「審判2級合格」と意気込む原希夢さん

 5日に開幕したサッカー島根県高校新人戦で出雲工業高校1年の原希夢(のぞむ)さん(16)が、初めて審判を務めた。女子サッカーチームのディオッサ出雲ユースで選手として戦う傍ら、昨年11月に日本サッカー協会認定の審判資格「3級」に合格。女子高校生の3級審判資格の取得は山陰両県で初めてで、原さんは「将来はなでしこリーグの試合を裁きたい」と夢見ている。

 兄の影響を受けて小学2年でサッカーを始めた原さんは同校サッカー部で男子部員に交じり練習する。ディオッサのユースには出雲市立第三中学校1年から加入し、ゴールキーパーとして活躍している。

 出雲工高に女子サッカー部がないため、高校の公式戦には選手として出場できない。ディオッサのコーチに誘われ、県大会で主審を務めることができる審判3級を受験した。試験は体力測定と実技、筆記があり、2回目で合格した。

 5日は、三刀屋高校対合同Cチーム(出雲商業高校、大田高校)戦に副審で出場。落ち着いた様子で正確に選手のプレーを判断し、70分の試合を終えた。原さんは「難しい判断もあったけれど、きちんとできた」と笑顔を見せた。出雲工高サッカー部顧問で、J1の試合も担当できる1級資格を持つ角田裕之教諭(42)は「審判として試合に臨む姿勢が素晴らしい。完璧だ」と高く評価した。

 今後は中国地区大会で主審ができる2級を目指し、経験を積む。「活躍することで、他の女性にも興味を持ってもらえたら、うれしい」と目を輝かせた。