【新型コロナ】埼玉で英国型変異株のクラスター、感染者11人でさらに濃厚接触者61人

 厚生労働省と埼玉県は5日、埼玉県内の11人が英国で確認された新型コロナウイルスの変異株に感染していることが分かったと発表した。いずれも海外渡航歴はない。この10人の濃厚接触者がさらに61人おり、疫学調査を続ける方針だ。

10人は同じ児童関連施設、感染経路調査中

 同省が5日発表した内容によると、英国変異株への感染が明らかになったのは埼玉県内の同じ児童関連施設の利用者と従業員10人と、すでに変異株への感染が明らかになっていた同県在住の男性の濃厚接触者1人。10人についてはすでに9人が発症し、入院もしくは入院先を調整中だという。

 厚労省は10人に関し感染経路は不明で、さらに濃厚接触者が61人いるとしており、施設でのクラスターが発生したとみて同省のクラスター対策班を派遣した。ただ、同県内で変異株が面的に広がっている証拠はないとしている。

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