クラスター通じた感染拡大続く 沖縄県内、コロナ新たに41人【2月6日朝】

 沖縄県は5日、浦添市の教育機関などで新型コロナウイルスの感染が相次ぎ、新たに2カ所でクラスター(感染者集団)が発生したと発表した。県内のクラスターは計116件となった。同日、発表された新型コロナの新規感染者数は10代から90代までの41人で、県内の累計感染者数は7790人。県全体の感染者数はやや減少傾向にあるが、クラスターを通じた感染拡大が各地で続いている。 県が4日に114件目のクラスターに認定したうるま市内の医療機関では、5日に新たに50~90代の17人の陽性が確認され、感染者は計47人となった。県のクラスター班のほか周辺地域の医療機関からも医師や看護師が派遣され、対応に当たっている。103件目のクラスターとなった豊見城市内の高齢者施設でも、5人の感染者が追加され計40人に増えた。

 116件目となった浦添市内の教育機関では、1月26日~2月4日までに男子学生16人、職員1人の計17人の感染が確認された。115件目のクラスターは親族内の感染で、1月29日~2月3日までに計5人が陽性となった。発生場所は非公表。

 5日発表の新規感染者41人の居住地別内訳は、浦添市13人、那覇市9人、沖縄市6人、うるま市3人、宜野湾市、宮古島市、中部保健所管内が各2人、豊見城市、南城市、北部保健所管内、南部保健所管内が各1人。米軍関係はキャンプ・フォスター2人、キャンプ・シュワブとキャンプ・キンザーで各1人の感染が県に報告された。米軍関係者の累計は931人。

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