「お帰り、ひかりちゃん」 福井生まれのコウノトリ、京都に1年ぶり飛来

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昨シーズンに続いて飛来したコウノトリの雌「ひかりちゃん」(京都府城陽市寺田)=城陽環境パートナーシップ会議提供

 特別天然記念物のコウノトリ1羽が京都府城陽市に飛来した。2019年12月に初めて市内で確認された福井県生まれの雌「ひかりちゃん」。地元の自然保護団体は「定着してもらい、ゆくゆくは繁殖につなげたい」と期待を込める。

 ひかりちゃんは18年5月、越前市にある福井県の飼育施設で誕生した。翌年12月に城陽市民らでつくる「城陽環境パートナーシップ会議」が、同市寺田の文化パルク城陽周辺で飛来を確認。水が張った花きの畑で水生動物を食べ、2カ月ほど滞在した。

 今シーズンは1月末に訪れた。体に着けられた衛星利用測位システム(GPS)の情報によると、飛来直前は兵庫県姫路市におり、同会議の中川宗孝さん(68)は「城陽に豊富な餌があったことを思い出してくれたのでは」と推測する。

 日中は、文化パルクの南側にある畑でザリガニやタニシなどの餌をついばみ、夕方以降は鉄塔などで過ごしているという。中川さんは「ひかりちゃんの訪問は、豊かな生態系がある証拠。温かく見守りたい」と話す。

近鉄京都線の線路そばの畑にたたずむひかりちゃん(京都府城陽市寺田)=城陽環境パートナーシップ会議提供