人間不信の認知症の老婆 「藁にもすがる獣たち」新画像公開 「ミナリ」で注目のユン・ヨジョン演じる

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曽根圭介の同名犯罪小説を映画化した韓国映画「藁にもすがる獣たち」(2月19日劇場公開)から、ユン・ヨジョン演じる老婆の新画像が公開となった。

ユン・ヨジョンは、最新作「ミナリ」でハリウッドデビューを果たし、数々の映画賞で助演女優賞を受賞。米誌「バラエティ」が予想したアカデミー賞助演女優賞候補1位に選ばれるなど、現在世界から注目を集めている女優。本作では、人間不信の認知症の老婆を演じている。

あわせて、監督や共演者のヨジョンへのコメントも公開された。自らの過去を清算しようとする女を演じたチョン・ドヨンは、ヨジョンに電話をして出演を説得したエピソードを披露。キム・ヨンフン監督は、本作に込めた1番のメッセージをユン・ヨジョンのセリフに込めたことを明かしている。

「藁にもすがる獣たち」は、金に取りつかれて欲望をむき出しにした人々が激しくぶつかり合う姿を描いた作品。曽根圭介の同名犯罪小説を原作としている。自らの過去を清算しようとする女に「シークレット・サンシャイン」でカンヌ映画祭主演女優賞を受賞したチョン・ドヨン、恋人が残した借金に苦しむ男に「アシュラ」などのチョン・ウソン、大金の入ったバッグを拾った男を「スウィンダラーズ」のペ・ソンウが演じている。

■監督キム・ヨンフン コメント
ユン・ヨジョンさんは偉大な俳優で、とても尊敬していました。実際、初めてお会いした時のヨジョンさんの話す言葉やオーラから、スンジャを演じて欲しいと強く思いました。出演が決まった時は、先軍万馬を得た感じでした。本作のメッセージを一番込めたセリフはユン・ヨジョンさんに言ってもらいました。

■チョン・ドヨン コメント
ユン・ヨジョンさんの存在自体がすごく心強いんです。いつまでも演技し続けて欲しいです。ただ、本作はアクションシーンもある点を懸念されていましたが、私は初めてシナリオを読んだ時にユン・ヨジョンさんしかこの役は思い浮かびませんでした。小さくて、か弱く見えますが、芯の強さがありますよね。それで、私がヨジョンさんに直接電話して説得しました。

■ぺ・ソンウ コメント
今回初めて共演しましたが、ものすごく緊張しました。少しだけ親しくなれた気がして嬉しいです。撮影しながら、お互い演技を合わせていくこと自体が本当に楽しかったです。

藁にもすがる獣たち
2月19日(金) シネマート新宿ほか 全国ロードショー
配給:クロックワークス
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