レンジャーズがフォルティネビッチ獲得へ 有原らとローテ形成

日本時間2月6日、レンジャーズが前ブレーブスの先発右腕マイク・フォルティネビッチを獲得することが決定的となった。「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタールによると、フォルティネビッチの契約は1年200万ドルで、それに加えて最大50万ドルの出来高が設けられているという。2018年に13勝10敗、防御率2.85の好成績をマークした右腕が新天地レンジャーズで復活を目指す。

現在29歳のフォルティネビッチは、2014年にアストロズでメジャーデビューして同年オフにブレーブスへ移籍。2015年に4勝、2016年に9勝と徐々に頭角を現し、2017年に自身初の2ケタ勝利(10勝)をマークした。

2018年はブレイク・イヤーとなり、31試合に先発して自己最多の183イニングを投げ、リーグ6位の防御率2.85を記録してオールスター・ゲーム初選出。サイ・ヤング賞の投票でも8位にランクインした。

ところが、2019年は8勝6敗、防御率4.54と成績を落とし、昨季はシーズン初先発で4回持たずノックアウトされると、直後に40人枠から抹消され、そのままシーズン終了。フリーエージェントとなって新天地を探していた。

ブレーブスのブライアン・スニッカー監督によると、フォルティネビッチは昨年7月の夏季キャンプ中に球速が低下。2018年に96.3マイル、2019年に94.8マイルを記録していたフォーシームの平均球速は、昨季唯一の登板では90.9マイルにとどまった。しかし、先月下旬にジョージア工科大学で開催した公開練習で球速が回復していることをアピール。無事にレンジャーズとのメジャー契約を手にすることができた。

今季のレンジャーズはカイル・ギブソンとジョーダン・ライルズに新加入の3人(有原航平、デーン・ダニング、フォルティネビッチ)を加えた5人で先発ローテーションを形成する。有原のチームメイトとなるフォルティネビッチは、過去2年間の不振を脱し、復活を遂げることができるだろうか。

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