元オールスター二塁手のスコープ 1年450万ドルでタイガース残留

日本時間2月6日、タイガースは自軍からフリーエージェントとなっていたジョナサン・スコープと1年契約を結んだことを発表した。年俸は公表されていないが、「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタールは450万ドルと伝えている。タイガースが自軍からフリーエージェントとなったレギュラー選手と再契約するのは2014年オフのビクトル・マルティネス以来6年ぶり。なお、ロースターの枠を空けるためにトラビス・デメリットがDFAとなった。

現在29歳のスコープは、昨季1年契約でタイガースに加入し、44試合に出場して打率.278、8本塁打、23打点を記録。右手首の故障により9月中旬でシーズンを終えたが、OPS.799は自身唯一のオールスター・ゲーム選出を果たした2017年(オリオールズで打率.293、32本塁打、105打点、OPS.841の好成績をマーク)以来の高水準だった。

アル・アビラGMは「ジョナサンは昨季、我々に大きな印象を与えた。彼が2021年シーズンも我々のチームに戻ってきてくれるのが楽しみだ」とスコープの残留を歓迎。「フィールド上での働きだけでなく、彼はリーダーシップや毎日試合に出場したいという強い欲求を持っている。1年契約の選手がチーム内で存在感を発揮するのは難しいけれど、昨季の彼はそれをやってのけた。それが今季も続くのを楽しみにしている」とスコープの存在がチームに好影響を与えていることを明らかにした。

スコープは「2021年もタイガースでプレーする機会をもらえたことに感謝している。このチームには本当に良い選手が揃っているし、昨季は何か特別なものを構築し始めたところだ。今季はそれを次のレベルに持っていきたい」と将来有望な若手選手が揃うタイガースで再びプレーすることを楽しみにしている。なお、すでにA・J・ヒンチ監督とは連絡を取り合っており、チーム状況に応じて二塁以外のポジションを守る可能性もあるようだ。

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