立憲民主党新潟県連の常任理事会が開催 6区公認は梅谷氏、2区は野党候補一本化断念

常任理事会の様子

立憲民主党新潟県連は6日、新潟東映ホテルにて今年初となる常任理事会を開催した。なお、今回の常任理事会は東京で緊急事態宣言が発令されていることを受け、国会議員に関してはZoomでの参加となった。

冒頭の挨拶で西村ちなみ氏は、「緊急事態宣言が延長になりました。政府は飲食店に向けて時短要請をしているにも関わらず、その補償は全く充分ではない。本来であれば店舗の規模に応じてキメ細やかな対応が必要だが、政府にはその考えは無いようだ。まさに今のコロナ感染拡大だけでなく、生活の危機、仕事の危機が迫っていることは、現政府引き起こした人災と言っても過言では無いと思う」と話した。

続けて、「私たち立憲民主党は『Withコロナ』から『0(ゼロ)コロナ』を目指すという方針を明確にした。中途半端な対策では感染は広がっていきかねない。(国民の)生活を保証しながら行動の抑制を促して頂き、ゼロコロナの上で、経済活動を解禁するという方法で感染は抑えられると思っている。いつ何時解散総選挙になってもしっかりと戦える体制を築いていきたいと思っていますので、皆様お願いいたします」(西村ちなみ氏)と、総選挙を見据えたビジョン交え挨拶をした。

冒頭の挨拶をする西村ちなみ氏

常任理事会終了後の会見では西村氏から記者に対し、新潟県第6区党本部総支部長(実質的な野党公認内定)が梅谷守氏になったことを改めて報告し、更に国民民主党の高倉栄氏と、日本共産党の平あや子氏が出馬を表明している新潟県第2区の野党候補一本化を断念した旨を報告した。

2区の候補者を一本化できなかった事について西村氏は、「候補者一本化は非常に困難な仕事だとは思っていた。私としては調整に努力をしたつもりだったが、このような結果になってしまい非常に残念に思っている」と話した。

6区に関連し、「風間直樹氏が党籍が無い旨のプレスリリースをあえて行った経緯や意図を教えてください」という記者からの質問に対し、大渕健幹事長は「1月30日に風間氏がマスコミ数社に対し6区に出馬表明する旨を発表した。それをマスコミ側が誤った報道をしてしまい、多くの問い合わせが寄せられた。これ以上の混乱を避けるためにも、事実関係だけでもお知らせした方が良いと判断し、プレスリリースを行った」と話した。

また梅谷氏が6区の公認内定を決めた事については、「立憲民主党新潟県連は兼ねてより、梅谷氏を公認内定の要請を本部に上げていた。この結果は組織として当たり前の事だと思っている(西村氏)」と話した。

Zoomを利用した常任理事会の様子

© にいがた経済新聞