久保建英、南野拓実ら海外組のW杯予選出場も絶望か FIFAがコロナ措置延長

MF久保建英

国際サッカー連盟(FIFA)は、各地で新型コロナウイルス対策の規制が強化されていることから、クラブから代表チームへの選手の派遣義務を一部緩和する特例措置を4月末まで延長すると発表した。

英紙「デーリー・メール」によると、3月に各国でカタールW杯予選が組まれているが、選手が代表戦に出場するのため出入国の際、5日間以上の隔離が必要となる場合、クラブが招集に応じる義務が免除されるとし、その対象となる選手は全世界で3000人以上になるという。

中でも、英国は厳しい規制を設定しており、イングランド・プレミアリーグ所属の選手の動向が懸念されていたが、同紙は「新しいルールのおかげで、クラブサイドは代表試合に参加するスターが移動するのを止めることができる」と報道。ほとんどクラブが代表への選手派遣を拒否するとみられている。

ほとんどの主力が海外でプレーしている日本代表も3月にW杯アジア予選を控えているが、同リーグのサウサンプトンに加入した日本代表MF南野拓実(26)をはじめスペイン1部ヘタフェの同MF久保建英(19)らの招集も厳しい見通しだ。日本代表の森保一監督(52)はすでに国内組だけで戦うことも検討しているが、継続性や今後のチーム強化などの面でも大きな影響を受けそうだ。

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