ノルディックスキーのW杯ジャンプ女子は、オーストリアのヒンツェンバッハで個人第5戦(ヒルサイズ=HS90メートル)が行われ、2018年平昌五輪銅メダルの高梨沙羅(24=クラレ)が今季初優勝。男女歴代最多を更新する通算58勝目をマークした。
前日5日の第5戦では、1回目に91・5メートルを跳び、124・5点飛んで首位に立ったが、スーツの規定違反で失格となっていた。
それでも、この日は1回目で90メートルを飛び、121・2点で首位に立つと、2回目も90メートルを飛び、合計238・4点でトップに立った。
W杯での優勝は、昨年年3月9日のリレハンメル大会以来(ノルウェー)約11か月ぶり。開幕まで1年を切った22年北京五輪を前に、明るい兆しが見えてきた。