MLB公式サイトが「FA市場に残る上位10選手」を選出 1位ターナー

トレバー・バウアーがドジャースと合意し、マーセル・オズーナがブレーブスと再契約したため、「大物中の大物」と呼べるフリーエージェント選手は市場から姿を消した。しかし、依然として主力クラスがフリーエージェント市場には残っている。メジャーリーグ公式サイトのデービッド・アドラーは日本時間2月7日、「フリーエージェント市場に残るトップ10選手」を特集する記事を公開。1位にはドジャースからフリーエージェントとなったジャスティン・ターナーが選出された。

ターナーはオフシーズン開始時のフリーエージェント選手ランキングでは10位だった。現在、オフシーズン開始時のトップ10選手で市場に残っているのはターナーだけである。チームリーダーとしてドジャースの黄金期を支えてきただけに、ドジャースとの再契約が有力視されているものの、ブリュワーズなど他球団が獲得に動いているという報道もあり、その動向が注目される。

2位はヤンキースからフリーエージェントとなったジェームス・パクストン。故障がなければ先発2番手クラスの働きを期待できるため、ローテ上位の先発投手の補強を必要としているチームがリスクを承知で獲りにいくことになりそうだ。

3位にはレッドソックスからフリーエージェントとなったジャッキー・ブラッドリーJr.がランクイン。メジャー屈指の名手であり、再契約を目指すレッドソックスのほか、フィリーズ、メッツなどが興味を示しているという。

4位はタイワン・ウォーカー、5位はジェイク・オドリッジと2ケタ勝利を期待できる先発右腕がランクイン。6位のトレバー・ローゼンタールは昨季復活を遂げ、「市場に残るベストのリリーバー」と言われている。

7位は名捕手ヤディアー・モリーナ。カージナルスとの再契約が確実視されており、現在出場中のカリビアン・シリーズ(日本時間2月7日に決勝戦)が終了したあと、再契約が発表されるとみられている。

8位はリック・ポーセロ、9位はジェイク・アリエタとかつてのサイ・ヤング賞右腕がランクイン。10位にはメジャーを代表するユーティリティ・プレーヤーの1人であるマーウィン・ゴンザレスが名を連ねた。

トップ10選手以外にも、リッチ・ヒル、マーク・マランソン、ブレット・ガードナー、秋信守(チュ・シンス)、ヤシエル・プイーグといった有力選手が市場に残っている。移籍市場から目を離せない日々はまだまだ続きそうだ。

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