8日(月)にかけて冬型の気圧配置強まる 北陸から北の日本海側中心に大雪・ふぶきに注意

 8日(月)にかけて、日本付近は冬型の気圧配置が強まりそうだ。このため、北陸から北の日本海側を中心に大雪やふぶきのおそれがあり、全国的に急な寒さにも注意が必要だ。

雪や風の強まりに注意

 7日(日)午前は、東北付近を寒冷前線が通過している影響で、本州の日本海側や北海道を中心に雨や雪が降っている。前線が通過後、8日にかけては冬型の気圧配置が強まる見込み。上空には強い寒気も流れ込むため、日本海側で雨の所も次第に雪に変わる所が多く、北陸から北の地域を中心に大雪やふぶきのおそれがある。
 また、風が強く、雷を伴う所もあるため、大雪やふぶきによる交通障害とともに、落雷や突風などに注意が必要だ。

晴れる所も冬の寒さが戻る

 太平洋側では、8日にかけて晴れる所が多いが、近畿から東海、東北を中心に一時的に雪や雨の降る所もある見込み。また、7日夕方頃からは冷たい空気が流れ込むため、急に冷えてきそうだ。各地の最高気温は、7日は大阪・名古屋15℃、東京17℃、仙台11℃と3月下旬から4月上旬並み。
 8日は、大阪11℃、名古屋9℃、東京10℃、仙台2℃と、一日で一気に2か月くらい季節が逆戻りしそうだ。寒暖差で体調を崩さないよう注意したい。

黄砂にも注意

 7日は、西日本を中心に黄砂が飛んでくる可能性がある。極端に濃いものではない見込みだが、外干ししている洗濯物は、良く振り払ってから取り込むなどの対策も心がけたい。

(気象予報士・佐々木聡美)

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