県スポーツ表彰、県スポーツ教育長顕彰 55個人・5団体に栄誉

男子U18ソフトボールワールドカップで世界一に輝いた日本代表の(左から)小山、小笹。右端は総務担当スタッフを務めた佐世保西高の津本監督=ニュージーランド(提供)

 県は4日、本年度の県スポーツ表彰、県スポーツ教育長顕彰を受ける個人55人と5団体(前年度は個人153人、29団体)を発表した。スポーツ表彰のうち、特に優れた成績を残した選手に贈られる特別賞の個人の部は、陸上の日本選手権女子七種競技でV3を飾った山崎有紀(スズキ、長崎南高出身)ら5人が選ばれた。昨年はコロナ禍の影響で各種大会が中止となったため、全体的に受賞者、チームが大幅に減少した。
 特別賞個人の部は山崎のほか、ソフトボールの男子U18ワールドカップで優勝した日本代表メンバーの小笹慶斗(旭化成、大村工高出身)と小山竜加(佐世保西高)、テコンドーの全日本選手権で4年連続優勝した女子62キロ級の平林霞(早大、海星高出身)、レスリングのアジア選手権男子フリースタイル92キロ級で2位に入った大津拓馬(山梨学院大、島原高出身)が名を連ねた。
 スポーツ賞の個人の部は、陸上の日本選手権男子1500メートルで2位入賞した的野遼大(三菱重工、諫早高出身)、アーチェリーの全日本学生個人選手権リカーブ男子を制した青島鉄也(日体大、大村工高出身)ら27人が受賞した。特別賞、スポーツ賞ともに団体の該当チームはなかった。
 教育長顕彰のうち、優秀な成績を収めた小中学生やスポーツクラブなどをたたえる奨励顕彰は1団体と個人8人。団体は水球の全国JOCジュニアオリンピックカップ春季大会九州地区予選中学以下男子で優勝した長崎クラブが選ばれた。県のスポーツ振興に功績のある団体、個人をたたえる功労顕彰は松園尚己記念財団のほか、個人13人が受賞した。
 12日に予定していた表彰式はコロナ禍を受けて取りやめ、各受賞者、チームに賞状や記念品を発送する。

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