ノルディックスキージャンプ女子の高梨沙羅(24=クラレ)が、W杯個人第7戦(7日、オーストリア・ヒンツェンバッハ)で優勝した。6日の第6戦に続く表彰台の頂点で今季2勝目を挙げた。
1回目に89メートルを飛んでトップに立つと、2回目は、ヒルサイズ(90メートル)超えの最長不倒となる92・5メートルを記録し、合計234・1点。ライバルに付け入るスキを与えなかった。これで男女を通じて歴代最多を更新するW杯通算59勝目とし、表彰台は通算104回目目となった。
5日のW杯第5戦では、1回目にトップに立ちながら、スーツの規定違反でまさかの失格。それでもすぐさま気持を切り替て6日の第6戦で優勝すると、この日もジャンプの好調は続き、しっかりと結果を残した。
2月下旬からは2022年北京五輪を占う上でも重要な世界選手権(ドイツ)が行われる。さらなる大舞台でも結果を期待できそうだ。