中日・与田剛監督(55)がベースコーチの配置転換に踏み切った。
沖縄・北谷での春季キャンプ第2クール2日目にシート打撃が行われたが、一塁ベースコーチに荒木雅博内野守備走塁コーチ、三塁ベースコーチに英智外野守備コーチを配置し、昨季と入れ換えた。
指揮官は「シーズンもこのまま行こうかなと思っている。昨年のポジションがダメだとかということではなくて、より2人の経験を生かす上では、二塁からホームへ入ってくるときの外野の位置だったり、能力を見極めるのは英智の方が得意かもしれない。いろいろ試してみて、より高いものをと思っている」と説明した。
また、昨季はチームの盗塁数が12球団ワーストのわずか33個。この日は果敢に盗塁を仕掛けるケースが目立ったが「絶対的にやれという話はしている。コーチの方からアウトになっていいからとは(選手に)絶対に言ってほしくない。結果はベンチの私の責任。選手は常に成功するように(挑戦していほしい)。去年の数字は企画数も成功率も12球団ワースト。これはレベルが低いということ。どんどんやってレベルを上げていかないといけない」ときっぱり。
その上で今季は150近い盗塁企画数を目標に挙げて「果敢に攻めて、挑まないと。ホームラン数がどんどん増えるわけではないので。そういう部分で次の塁を狙う盗塁をするように強く言ってやらしていきたい」と汚名返上に燃えている。今年は走るまくり竜ナインが見られそうだ。