エンゼルスがカリビアン・シリーズMVPのラガレスとマイナー契約

日本時間2月8日、エンゼルスがメッツからフリーエージェントとなっていたフアン・ラガレスとマイナー契約を結ぶことで合意したことが明らかになった。メジャーに昇格した場合の年俸は125万ドルであることが報じられている。エンゼルスは外野のレギュラーが固まっており、ラガレスはスプリング・トレーニングでテイラー・ウォード、スコット・シェブラー、有望株ブランドン・マーシュらと外野4番手の座を争うことになりそうだ。

現在31歳のラガレスは2013年にメッツでメジャーデビューし、いきなりセンターで守備防御点+25を記録。翌2014年にも守備防御点+25をマークし、自身初のゴールドグラブ賞を受賞した。2015年は自己最多の143試合に出場したが、その後は故障もあって出場機会が減少し、守備固めや対左腕用のプラトーン要員が主な役割に。2017年に+17を記録した守備防御点も、4年ぶりに100試合以上に出場した2019年には-3まで悪化してしまった。

2019年シーズン終了後にフリーエージェントとなり、昨季はマイナー契約でパドレスに加入したが、シーズン開幕前に放出され、マイナー契約でメッツに復帰。8月下旬にメジャー昇格を果たしたが、2試合に出場しただけで放出され、その後は無所属の状態が続いていた。メジャー8年間での通算成績は、718試合に出場して打率.254、25本塁打、179打点、44盗塁、OPS.659となっている。

今オフは母国・ドミニカ共和国のウィンター・リーグで大活躍し、リーグ・ファイナルでは7試合で打率.379、3本塁打、10打点をマークしてMVPに選出。さらに、カリビアン・シリーズでもチームを優勝に導く活躍を見せ、MVPに選ばれた。

エンゼルスの外野は、左翼ジャスティン・アップトン、中堅マイク・トラウト、右翼デクスター・ファウラーでレギュラーが固まっているため、ラガレスは外野4番手としての開幕ロースター入りが現実的な目標となる。

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