【全豪OP】松岡修造氏「すごかった。絶対に優勝できる」と大坂なおみ2度目の制覇を予告

観客の声援に応える大坂(ロイター)

女子テニスの世界ランキング3位、大坂なおみ(23=日清食品)は全豪オープン1回戦(8日、メルボルン)で同39位のアナスタシア・パブリュチェンコワ(29=ロシア)に6―1、6―2のストレート勝ち。2回戦で同43位キャロリン・ガルシア(27=フランス)と対戦する。

1回戦では過去1勝1敗の相手に安定したサーブやショットを披露するなど、ほぼ完璧なプレーでパブリュチェンコワに圧勝。6年連続で1回戦を突破し、昨年8月に優勝した全米オープンの前哨戦から続く連勝を15に伸ばし、自己最多記録を更新した。大坂は「緊張したけど、勝ててハッピー」と話した。

大会を中継するWOWOWで解説を務める元プロテニス選手の松岡修造氏(53)は大坂について「すごかった。絶対に優勝できる」と、2度目の全豪オープン制覇を予告。その上で「継続できれば、ですが、フォームもいいですし、心も動きもテニスも…。(前哨戦のギプスランド・トロフィー準決勝で)棄権したことも含めてグランドスラムを大事にするチョイスもあったのかって」と語った。

大坂は順調に勝ち上がっていた前哨戦ギプスランド・トロフィーの準決勝を「肩の違和感」で棄権。優勝が目前に迫る中、全豪オープンを見据えて苦渋の決断を下した。松岡氏は、それを含めて通算4度目(全豪1勝、全米2勝)となるグランドスラム大会を制覇するため、万全の判断と準備ができていると指摘したわけだ。

大坂は試合後に「前哨戦から調子がいいし、状態は万全。全豪でいい結果を出したい」と話していたが、松岡氏の〝予言〟は当たるのだろうか。

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