楽天・石井GM兼監督が〝初ブルペン〟 宝刀カーブ披露も「明日肩が上がるか心配」

ブルペンで投球する楽天・石井GM兼監督

楽天・石井一久GM兼監督(47)が8日、沖縄・金武町で行われている春季キャンプで予告なしに〝初ブルペン〟入りした。

ブルペンでボールを手にした瞬間、カメラマンのシャッター音で自らがフォーカスされていることに気づくと「あ、もう田中(将大)、帰りますよ!」と一言。まずはあえて〝偽情報〟を流して報道陣の注目をそらせるように仕向け、周囲を笑わせた。しかし、その後は真剣モードでセットポジションから37球。現役時代を彷彿とさせるカーブも披露するなど〝健在ぶり〟を見せつけた。

練習後には自身の投球を振り返り「どこかしら選手に投げると、その感覚の中で選手と一緒にコミュニケーションが言葉じゃなくて野球の中でとれるので。やっていきたいと思っています。これから新聞記者の方には行数、テレビの方には尺を聞いて、ある程度それが確保できるのであればやりたいです」と白い歯をのぞかせた。

そして「いつ以来の投球練習か」と問われると「5年、6年とかそんな感じですかね。野球がやりたくなくて辞めたんで。またやり始めるとは思わなかった」と自虐的に言い「明日、肩が上がるか心配です」と苦笑いだった。12日に打撃投手を務める予定だという。

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