未払い年金、提訴後に全額支給

「対象外」一転、厚労省

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 公的年金の加入者の配偶者に支給される「振替加算」が支給対象外とされ、訴訟を起こした7人に関し、国側が一転して未払い分の全額を支給していたことが8日、分かった。支給額は計約990万円。原告弁護団は「他にも対象者はいるはずだ」と主張する。厚生労働省は、調査や一律支給はしないとしている。

 振替加算を巡っては2017年、約10万人に総額598億円の支給漏れが判明し、未払い分が支給された。一方、10万人とは別の約4万5千人に関しては「生計維持関係がある」と申告しなかったとの理由で、支給の対象でないとの見解が示された。