高速バス内でテレワーク 東急バス、横浜・港北区~東京駅

高速バス車内でテレワークができる「シェアオフィスバス」のイメージ

 東急バス(東京都目黒区)は8日、高速バス車内でテレワークができる「シェアオフィスバス」の実証運行を16日から始めると発表した。WiーFiや机を整備し、車内でも仕事ができるようにする。新しい通勤スタイルを提案し、新型コロナウイルス感染拡大で低迷しているバス利用者を増やす狙い。

 「Satellite Biz Liner」と名付けたバスは、新羽営業所(横浜市港北区)と東京駅南口(東京都千代田区)を結ぶ所要時間2時間~2時間20分の路線を走る。午前8時20分新羽営業所発と午後4時25分東京駅南口発の1日2本、平日のみ運行する。途中、東急田園都市線市が尾(横浜市青葉区)、同たまプラーザ(同)、渋谷(東京都渋谷区)の各駅で乗降車することができる。

 料金は1000~2300円。定員は38人で、乗車1週間前から無料通信アプリ「LINE(ライン)」やネットで予約を受け付ける。

 同社は実証運行を4月28日まで行い、ニーズを把握した上で事業化を検討していくという。担当者は「車内でも仕事に集中できる環境を整えたい」と話している。

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