巨人・宮本コーチ 紅白戦〝完全投球〟の大江が最も成長したのは「ケツ! ケツラッチョ!」

巨人・宮本コーチ(左)と大江

やはり目の付けどころが違う!? 巨人・宮本和知投手チーフコーチ(56)が8日、紅白戦で快投を演じた大江竜聖投手(22)を絶賛した。

昨季からサイドスローに転向した左腕は紅組の4番手として登板。まず重信を空振り三振に仕留めると、北村を二飛、岸田を遊ゴロで打ち取った。1イニングを完璧に抑え、今キャンプ初の実戦登板を上々の結果で終えた。

そんななか「大江は大したもんだったね」と、自ら切り出したのが宮本コーチだった。「サイドスローっていうのはクロスして、そこからヒネっていくわけだから下半身の強さが必要なんだよね」とした上で、特に成長した点として強調したのが大江のでん部だ。

「変わったのはケツ。(オフの間に体重が)3キロ増えたんだよ。3キロ、ケツについたよね。あの安定感っていうのは」。まさか増量した3キロすべてがでん部につくことは考えにくいが、それだけ下半身のたくましさが増したということだろう。

宮本コーチは「〝ケツスタミナ〟がついたからね。あれだけ粘りのある、そして横から角度のあるボールが(投げられる)。アッチにいくとみせかけて、コッチへ投げる。『アッチ向いて投法』」と、とにかく進化したでん部にゾッコンだ。

そうこう話すうち、大江の姿を見かけると「いいケツ、いいケツ! ケツラッチョ!」と終始ノリノリだった宮本コーチ。モチベーターぶりは今年も健在だ。

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