リバプールが3月の代表選手派遣を拒否! 各国協会とバトル勃発も

ブラジル代表でもあるFWロベルト・フィルミノ(ロイター)

イングランド・プレミアリーグのリバプールが3月に各国代表が対戦する国内Aマッチウイークで選手派遣を拒否すると、英紙「デーリー・メール」が報じた。

すでに、国際サッカー連盟(FIFA)は、各地で新型コロナウイルス対策の規制が強化されていることから、クラブから代表チームへの選手の派遣義務を一部緩和する特例措置を4月末まで延長すると発表。これを受けてリバプールはブラジル代表FWロベルト・フィルミノ(29)、同GKアリソン(28)、同DFファビーニョ(27)、ポルトガル代表FWディオゴ・ジョッタ(24)の代表参加を認めない方針という。

リバプールは7日(日本時間8日)に首位マンチェスター・シティーに1―4で惨敗し、勝ち点10差の4位となりリーグ連覇が厳しくなっている中、来季の欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場権(4位以内)を確保するためにも英政府が定めた10日の隔離期間が設定される国への代表派遣を拒否し、戦力を維持したい考えだ。

英クラブが代表派遣を認めないとなれば、特に新型コロナウイルスの感染拡大が懸念されているブラジルをはじめとする南米諸国のチーム編成に大きな支障が出るのは避けられない。マンチェスター・ユナイテッドもポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデス(26)の招集を認めない構えとあって、ポルトガルや南米からの反発も予想されそうだ。

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