メッシ〝水面下での動き〟 移籍が噂されるPSG戦前に報道過熱

去就が注目されるメッシ(ロイター)

スペイン1部バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(33)と、今夏の移籍が噂されるフランス1部パリサンジェルマン(PSG)との〝直接対決〟を前に現地での報道が過熱している。

バルセロナは16日の欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦でPSGと激突するが、強豪同士の対決ということに加えてエースのメッシの移籍先候補としてPSGが有力視されていることから大きな注目を集めている。

そうした中、フランス誌「フランスフットボール」は表紙にメッシがPSGのユニホームを着用している合成写真を掲載して大々的に特集を組んだ。「PSGの秘密の手紙」という意味深な見出しを付けたうえで「FWネイマール(28)の主張や(強化責任者の)レオナルドが舞台裏で動いたキーポイント、そしてパリにとって取引が実現するのかを専門家などに様々な取材を実施した」と報じ、メッシとPSGの移籍に向けた水面下での動きを紹介した。

フランスの老舗サッカー誌の動きにスペインメディアも大きな反応を示し「アス」が「アルゼンチンのスターとパリのチームとの秘密も明らかにされている。1年前には不可能と思われていた取引が、フランスでは現実のものと見なされ始めている」と大スターのPSG入りの可能性が高まっている現状を報じた。

メッシを巡る〝因縁決戦〟は本人はもちろん両クラブや周囲も巻き込んで熱い激闘が繰り広げられそうだ。

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