【新日本】飯伏、SHO―SANADA、ヒロムのダブル前哨戦は4者譲らずドロー

死力を尽くした4者はリング上で大の字になった

新日本プロレス8日の後楽園ホール大会で行われた飯伏幸太(38)、SHO(31)組とSANADA(33)、高橋ヒロム(31)組のタッグマッチは30分フルタイムドローに終わった。

IWGPヘビー級&インターコンチネンタル2冠王者・飯伏は11日広島大会でSANADAとのV2戦を、IWGPジュニアヘビー級王者・ヒロムは10日広島大会でSHOとのV1戦を控えている。この日のメインで実現したダブル前哨戦は、一歩も譲らぬ意地の張り合いとなった。

25分過ぎからはヒロムとSHOが打撃の応酬を展開。強烈なラリアートの相打ちが繰り返され、ダブルダウンとなってしまう。

タッチを受けた飯伏とSANADAも高度な技の読み合いを繰り広げる。飯伏はハイキックからカミゴェを狙うが決めきれず。SANADAもSkull End(変型飛龍裸絞め)からのムーンサルトを回避され、互いに必殺技をヒットさせることができない。SANADAの飛龍裸絞めを飯伏が首固めで切り返したところで、時間切れ引き分けのゴングが鳴らされた。

試合後のリング上では死力を尽くした4者が大の字に。そのままリングを降りるとバックステージでも全員がノーコメントのまま姿を消し、激闘のダメージを物語っていた。

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