<レスリング>2022年の大学コンバット・ワールドカップ(世界大学選手権)は予定通りロシアで実施へ

 

 組織的なドーピング違反によって主要国際大会から2年間の出場停止が決まったロシアだが、2022年10月4~8日にロシア・エカテリンブルグで予定されている「FISUコンバットスポーツ・ワールドカップ」(世界大学選手権)は、予定通り同所で実施されることが、国際大学スポーツ連盟(FISU)などのホームページで明らかになった。

 FISUは、これまで2年に1度のユニバーシアードのほか、競技ごとに隔年で世界大学選手権を開催してきた。選手の参加を促して大学スポーツを振興させるため、複数の競技を同時に行うなど総合大会の要素を盛り込んで実施することとし、2022年はロシア・エカテリンブルグに6つの格闘技を集め、「FISU World Cup Combat Sports」の名称で実施が予定されていた。

 今後、「世界大学選手権」の名称をやめ、前記の名称が使用されていく可能性がある。2022年に実施されるのは、レスリングのほか、ボクシング、空手、ムエタイ、サンボ、中国武術。

 同所は2023年にユニバーシアードが予定されており、そのテスト・イベントとして華々しく開催されるという(注=ユニバーシアードでレスリングは実施されない)。

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