【映画「ツナガレラジオ~僕らの雨降Days~」リレーインタビュー】ゆうたろう&板垣李光人ペアはまるで双子!? 2人のファッションに隠されたヒミツ…!

映画・ドラマ・舞台で大活躍中の若手俳優によるwebラジオ番組、オールナイトニッポンi「おしゃべや」のオリジナルストーリーによる映画化が決定! ラジオにかける“ワケあり”男子は人々を“ツナグ”ことができるのか…? TVガイドwebでは、映画「ツナガレラジオ~僕らの雨降Days~」の2月11日の全国公開を記念し「おしゃべや」でパーソナリティーを務めるペアのインタビューを公開まで毎日お届けします! スタジオを飛び出した番組パーソナリティー10人は何を語ってくれるのでしょうか?

第4回は「あふりラジオ」のメインパーソナリティーを担当する2人が登場! インターネットで“歌ってみた”配信をしていたディジェ役のゆうたろうさんと、アニメやゲームの配信をしていたセルガ役の板垣李光人さんのペアから、作品の見どころや撮影時のエピソード、お互いの印象などを伺いました!

――今回、ラジオを元に映画化されましたが、その話を伺われた時にどう思われましたか?

ゆうたろう 「僕たちがパーソナリティーを務めている『おしゃべや』というwebラジオは、ラジオだけど特典の映像も見られるという新しい形のラジオなんです。もう1年くらいやっているんですけど、そこから今度は劇場のスクリーンに行くという、またすごいステップアップをしていて、新しいことにどんどん挑戦していってるんです。でも、最初はラジオをどうやって映画にするんだろうって、疑問は正直ありました。また、『おしゃべや』では基本的に同じペアでしかラジオのパーソナリティーをしないので、みんなが集まって作品を作れるのはすごく楽しみな部分でもありましたし、90分くらいで見やすい映画なので、そこからいろんなメッセージを受け取ってもらえたらいいなと思いました」

板垣 「最初、映画化って聞いた時は率直に何をやるんだろうって思いました(笑)」

ゆうたろう 「そうだよね」

板垣 「『おしゃべや』が映画になるってどういうことだろうって疑問に思いましたけど、ゆうたろうくんとは舞台でも共演したことがあるので、また一緒にお芝居ができるというのはうれしかったです。また、過去に共演したことはあっても、『おしゃべや』の中ではあまり関わりのなかったキャストの皆さんとお芝居をして、映画という一つの作品を一緒に作れるのはうれしかったです」

――物語の中では、10人の男性がラジオ番組を作るために共同生活をすることになりますが、撮影中の現場の雰囲気はいかがでしたか?

ゆうたろう 「『おしゃべや』パーソナリティーは、各ペアが面白い個性的な企画をやっていて、個性がバラバラの10人なので、そろったらどうなるんだろうっていうのはありました(笑)。皆さんそれぞれ舞台で共演していたりしていて、僕は李光人くんと井阪郁巳くん以外は『初めまして』で、現場で『こんにちは!』って感じだったんですけど、皆さん、人見知りと言いながらも話してくれて…いいお兄ちゃんたちって感じでした(笑)。また映画では、ラジオを作っていくうちに、どんどん10人のつながりが深くなっていくんですけど、僕たちも撮影の合間にプライベートの話をして、ちょっとずつ距離が近くなっていったので、映画と自分たちのプライベートがつながっている感じがしてすごく面白かったですね」

板垣 「実は、撮影自体、みんながいるシーンでも別で撮っていたりしたので、本当に会う時間は少なかったんです。でも、短い時間の中でも、皆さんが出演されていた舞台の感想を話したりすることができて楽しかったです。映画の初対面の10人が集まってラジオを作っていくというところと、実際がリンクしていたと思います」

――劇中、お二人は一緒の部屋で生活をすることになりますが、役柄で共通点や相違点などありましたか?

ゆうたろう 「監督が『おしゃべや』のラジオ収録をしているところに来てくださって、そこからキャラクターを作ってくださったので、ペアの感じや一人一人の個性が全く違うとかいうことはなかったです。僕が演じたディジェと李光人くんが演じたセルガは、物語の軸になるラジオのパーソナリティーという役で、しかも、今どきの若い人気の2人組だったので、ペア感は大事にしていました。だから衣装やヘアメークとかも似ていて、本当に兄弟みたいな…(笑)」

板垣 「あははは。(笑いながら、うんうんとうなずく)」

――作品の中でお二人があまりにも似ているのでびっくりしちゃいました!

ゆうたろう 「そういうところでディジェとセルガらしいペア感を出せたらいいなと思いながらやっていました」

板垣 「キャラクター自体は一緒というわけではないんですけど、イメージ的なものは通ずるものがあるように作ってくださっているので、『おしゃべや』を見聞きしている方で、映画を見る方はちょっと不思議な感じになるんじゃないかなと思うんです。いつも見ているのは、ゆうたろうくんと板垣李光人のラジオ…。でも映画の方ではディジェとセルガが出ているラジオで…っていうところに、面白さがあります。他のペアの方たちは、普段ラジオでパーソナリティーをやっているのに、裏方としてラジオを作る側に回るというところも…。『おしゃべや』の感じで裏方をやっているので、普段『おしゃべや』を聞いてくださっている方は、そういうところも楽しめるんじゃないかなと思います」

――先ほど、ゆうたろうさんがペア感を大事にしたとおっしゃっていましたが、お二人でご相談されたりしたことはありますか?

板垣 「衣装は当日シーンごとに…」

ゆうたろう 「そう。スタイリストさんが用意してくださっているんですけど、シーンごとに2人でどれがいいかなって相談して選ばせてもらいました。他にも、『おしゃべや』を僕のお店で収録した時に、お互いに選び合いっこした服が劇中に登場したり…。古着なんだけど、カラーは誰よりも華やかで…。あ、帽子や眼鏡は僕が持参したんですよ」

――そうすると、板垣さんが作中で掛けていた眼鏡は…。

ゆうたろう 「僕の私物です」

板垣 「そうそう」

――それはファンにはたまらないですね!

ゆうたろう 「そうだとうれしいです。帽子、眼鏡、靴などの小物は私物が多かったので、なじみがあるものばかりでしたね」

――だから余計に似ている感じがするんですかね?

ゆうたろう 「そうかもしれませんね。基本的に私物を使うことはあまりしないんですけど。試写で見た時に『めっちゃ、ペアっぽいじゃん!』と思って、『そこは成功!』って感じでした」

――最後に映画の見どころをお願いします

ゆうたろう 「今は携帯電話で何でもできる時代だからこそ、映像を通してラジオの面白さを感じでほしいです。耳で聞いて、それを想像して…というのがラジオの醍醐味(だいごみ)だと思うので、ラジオに対する新しい発見や、こうやってラジオは作ってるんだよっていうことを知ってもらいたいです。本当にいろんな人たちがいて、パーソナリティーがいて、放送局があるおかげで番組は成り立っている。この映画の中でもそういうシーンがたくさん出てくるので、若い層に見てほしいなと思います」

板垣 「見に来てくださるのは若い女性が多いのかなと思うんですけど、でも劇中に出てくる音楽は懐メロが多いので、意外と40代の男性にも楽しんでもらえるんじゃないかと。10人の絆だけではなく、広いコミュニティーの中での人と人のつながり、身近な人とのつながりをすごく感じられる作品なので、『ツナガレラジオ』というタイトルにもあるように人とのつながりを感じてもらえたらなと思います」

――ありがとうございました!

ラストを飾るのは西銘駿さん×飯島寛騎さんペアです! 公開は2月10日午前6時、最後までお見逃しなく!

【プロフィール】

ゆうたろう
1998年6月3日生まれ。広島県出身。双子座。A型。2016年ショップ店員から“かわいすぎる美少年”モデルとしてデビュー。18年、「3D彼女 リアルガール」で映画初出演。19年、ドラマ「シャーロック」(フジテレビ系)にレギュラーキャストに大抜てきされる。20年には、ネットドラマ・Netflix オリジナルシリーズ「FOLLOWERS」に出演するなど、幅広く活躍中。21年2月8日スタートのドラマ「青きヴァンパイアの悩み」(TOKYO MX)で初のダブル主演を務める。


板垣李光人いたがき りひと)
2002年1月28日生まれ。山梨県出身。みずがめ座。AB型。14年に映画「奴隷区 僕と23人の奴隷」で映画デビュー。15年、大河ドラマ「花燃ゆ」(NHK総合ほか)で吉田寅次郎(松陰)の幼少期を演じる。現在、よるドラ「ここは今から倫理です。」(NHK総合)に出演中。また、21年2月14日スタートの大河ドラマ「青天を衝け」(NHK総合ほか)に出演するほか、21年春には、映画「ゾッキ」も公開予定。

【作品情報】

映画「ツナガレラジオ~僕らの雨降Days~」
2月11日 全国公開

夢に破れた10人の若者が自分自身を取り戻すため、神奈川・伊勢原の“雨降山”で共同生活をしながら、ラジオ番組を制作することに。ラジオにかける彼らの思いは、人々を“ツナグ”ことができるのか。90年代のJ-POPヒット楽曲カバーに乗せて、彼らの共同生活が始まる。

監督/川野浩司 脚本/藤咲淳一
出演/西銘駿 飯島寛騎 阿久津仁愛 井阪郁巳 橋本祥平 深澤大河 ゆうたろう 板垣李光人 立石俊樹 醍醐虎汰朗/田中真弓(特別出演)/イッセー尾形

取材・文/K・H 撮影/蓮尾美智子

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