「札幌の名物になる予感」焼き肉のたれの自販機 が話題

札幌市南区の定山渓温泉にたたずむ自販機。よく見てみると…飲み物ではなく焼き肉のたれがズラリと並んでいます。

温泉街の自販機に、なぜ焼き肉のたれが売られているのか?その謎に迫りました。

「お店と間違えて入る人が多かった」

自販機に焼き肉のたれが並ぶ理由は、ずばり「お客さんのため」。

というのも、この自販機を置いたのは、焼き肉店などにオリジナルのたれを受注販売するたれ製造専門店「北野たれ蔵」。定山渓温泉に工場を建てたのですが、その風貌からお店と間違えて入る人が多かったのだそうです。

たれを買えなくて残念そうに帰るお客さんを見て、「買えずに帰られるお客さんに申し訳なく思った」と重延亨社長。そこで工場の前に自販機を置いて、お客さんが焼き肉のたれを買えるようにしたそうです。

甘さを追いかける芳醇なカツオの香り

自販機で売られている焼き肉のたれ。焼き肉店などに卸しているたれ製造専門店なだけあって、こだわりの逸品なんです。

口に入れると最初に広がるのは甘さ。あとから芳醇なカツオの香りが追いかけてきて、口いっぱいに贅沢な味わいが広がります。

焼き肉のたれとしてはもちろん、野菜炒めや漬物のたれとしてアレンジする方も多いのだとか!使い方の幅が広いことも、北野たれ蔵の特徴です。

ラーメンスープもいかが?

実は、こちらの自販機で売られているのは、焼き肉のたれだけではありません。

しろだしやめんつゆ、さらにはラーメンスープまで!特にラーメンスープは冬場に人気だそうです。味は、札幌醤油、塩、札幌味噌の3種類。たれ製造専門店の作るラーメンスープ、気になりますよね。

自販機で販売されている焼き肉のたれは、インターネットで購入可能です。さらに近々豊平区平岸にも自販機を設置するとのこと。

自宅で焼き肉をする際は、自販機で売られている焼き肉のたれを使ってみてはいかがでしょうか。

北野たれ蔵 定山渓工房
住所:札幌市南区定山渓温泉東4丁目306番17
TEL: 011-596-7806
公式HP:https://www.kitano-tarezoh.com/

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