【スターダム】ビーが調印式ボイコット 小波は挑戦者組に通告「DDMの時代はもう終わり」

調印式に出席した(左から)ひめか、舞華、小波-((C)スターダム

女子プロレス「スターダム」14日後楽園大会でひめか(23)、舞華組とのV2戦に臨むゴッデス・オブ・スターダム王者のビー・プレストリー(24)が9日の調印式をボイコットした。

この日は王者組からはパートナーの小波(24)だけが出席。挑戦者組は不満をあらわにし、ひめかからは「なんで今日ビーが来てないの? 弱くて逃げたのか? それとも自分が一番ショッパイことに気付いたのか…。まあいまさら特に言うこともない。お前らが一番ショッパイということを証明してやるよ」と挑発を受けた。

ビーが来なかった理由はもちろん「ユナイテッド・エンパイア」の一員として愚民どもに帝国の偉大さを布教する活動が忙しいから…ではない。小波は「なんでここにビーがいまいないか分かりますかあなたたち。なんでだと思う? ビーは、呆れてるんすよ」と理由を説明。

ゴッデス王者の2人は1月30日高田馬場大会でひめか、なつぽい組を相手に初防衛に成功したばかり。パートナーを変えたひめかの即再挑戦が認められたことに不服を抱いているという。「1回やったにもかかわらず負けて早々挑戦してくる。そんな安易な考えに、世界レベルのビーは飽き飽きしている」と代弁した。

であれば自身も同じ境遇にもかかわらず、ビーをなだめつつ、欠席理由を伝えるためにわざわざ姿を現し、かつ調印の義務まで果たした小波の優しさはかなりのものだ。

とはいえ勝負となれば非情に徹するゴッデス王者は「まあタイトルマッチは王者である以上、やってやる。だが今回で終わり、もう二度とお前たちの挑戦はない。それだけ覚悟して。恥をかくのはあなたたち、DDMの時代はもう終わり。ジ・エンド」と、最後通告していた。

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