中日・大野雄がキャンプ2度目のブルペン入りで〝魔球解禁〟「今年も自分の武器」

2度目のブルペン入りで50球を投げ込んだ大野雄

中日・大野雄大投手(32)が9日、沖縄・北谷でキャンプ2度目のブルペンに入った。この日は初めて捕手を座らせると〝魔球〟ツーシームも含め50球を投じた。

ブルペン内には乾いた捕球音が終始鳴り響き、熱のこもった投球を終えると竜のエースは納得の表情。「2回目にしてはしっかりまとまって投げられたし、上出来だと思う」と自己分析し、その後も「前回の立ち投げでいい感じで投げれていたので、もう今度は座って投げようというのは決めていた。ツーシームはいつでも投げられると確認できたし、今年も自分の武器の球なので、どんどん精度も上げたい」と確かな手応えをつかんだ様子だった。

ここまでの調整についても「順調です。徐々にどんどん上げていきたいと思う」と満足げ。昨季はチーム最多となる11勝をマークし、2年連続の最優秀防御率、最多勝の〝Wタイトル〟に輝き、初の沢村賞も受賞した。第2クール最終日を終え、竜のエースは〝魔球〟に磨きをかけながらギアを上げていく。

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