【びわ湖マラソン】瀬古利彦氏は高久、井上、下田の快走に期待 中村は体調不良を心配

瀬古利彦氏

日本陸上連盟の瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダー(64)が「びわ湖毎日マラソン」(28日、滋賀・皇子山陸上競技場発着)で期待する選手の名前を挙げた。

9日、大会のリモート会見に出席し、エントリーしている東京五輪男子子マラソン代表の中村匠吾(28=富士通)については「ニューイヤー駅伝後、体調を崩して万全ではないと聞いている。五輪前に1回はマラソンを走りたいということで走るが、あまり期待しないでほしい」と語ったが、「これだけレベルの大会はびわ湖マラソンで初めてだと思う。最後にふさわしい選手がそろった」と、そのほかの招待選手には快走を希望した。

2時間6分代の自己記録を持つ高久龍(28=ヤクルト)、井上大仁(28=三菱重工)には「次のパリ五輪のためにも同じような記録を出して安定感のある選手になってほしい」。井上には「このところいい走りができていないことが多いので、ここに井上ありというのを見せてもらいたい」。2時間7分27秒の自己記録を持つ下田裕太(24=GMOインターネットグループ)にも「若い下田君には2時間6分あたりで走ってもらいたい。パリにつながる走りにしてもらいたい」と奮起を促した。

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