本人に教わってはないけれど…巨人・高梨〝マー君シンカー〟模索中

巨人・高梨

〝マー君シンカー〟習得だ! 巨人の高梨雄平投手(28)が9日、今季から日本球界に復帰した楽天の田中将大投手(32)をお手本とした新球習得に取り組んでいることを明かした。

宮崎春季キャンプの第2クール最終日を終えて取材に応じた左腕は、練習後の囲み取材中、報道陣に向けて「これ、記者ウケ狙っていいっすか?」と突然の〝サービストーク〟を開始。古巣・楽天の先輩で、今季から復帰した田中が駆使するスプリットを参考に、改良型シンカーの習得を模索しているいう。その情報元は意外なところにあった。「(田中の)記事を見て、握りを説明しているのがあって。中指と薬指で(シンカーに)応用したら、めちゃくちゃ感覚よかったんで」。

この日のブルペンで初めて〝マー君シンカー〟を試したため、今後の実戦での使用は現段階では未定。それでも「この先結果をもっと出していくためには、シンカーは必要なボールだと思っていて」と、シンカーの必要性について力説した。

研究熱心で知られる高梨は、オフの自主トレ期間中、異種目であるプロダンサーから体の動作などを学んだことも告白。探求心はとどまることを知らず、球界情報を伝える野球原稿さえも、成長の肥やしとしたようだ。

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