ソフトバンク今季は「甲斐バズーカ改」! 待ちわびた城島氏〝特別授業〟でさらに進化

城島氏(奥)が見守る中、特守を行ったソフトバンク・甲斐

ソフトバンクの甲斐拓也捕手(28)が9日、宮崎春季キャンプ(生目の社運動公園)で城島健司会長付特別アドバイザー(44)から〝強肩の極意〟についての特別授業を受けた。

昼下がりのサブグラウンド。「甲斐キャノン×ジョーバズーカ」の豪華合体が実現した。およそ30分間。甲斐は城島アドバイザーからアドバイスされながら二塁への送球を繰り返した。

「城島さんに見てもらい教えてもらいたかった。僕にとって間違いなくプラス。そういった機会をつくりたいと思ってやらせてもらった」

強肩でならし、米球界でも高い盗塁阻止率を誇った城島アドバイザー。その助言は捕球したコースに応じた実践的なスローイング方法など多岐にわたった。

スローイングを武器としている甲斐も、ハイレベルな意見交換で応え、その中で核となる答えとして「スローイングで一番大事なのはキャッチング。まずは芯でしっかり捕ることが基本になる」ことを再認識したという。

東京五輪代表としてマスクをかぶることも想定して「国際球は滑るということで、そういった機会があったら、握り替えを早くとか、投げるどうこうよりよりも、共通して言えることとして芯で捕ることが大事と言われました」との助言も受けた。

着実な成長を続けている甲斐。折に触れた城島アドバイザーからのサポートでさらなる進化を目指す。

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