レアルが守備の要・DFバラン売却準備 PSG、チェルシーなど強豪クラブが関心

DFバラン(右)の退団が浮上している(ロイター)

スペイン1部レアル・マドリードが今夏にフランス代表DFラファエル・バラン(27)を放出する可能性が出てきた。

スペイン紙「マルカ」によると、Rマドリードは、契約が2022年6月末までのバランが期間満了でフリーとなり、他クラブに移籍することを計画していると疑っているとし、今後、数週間以内に契約延長の意思を示さない場合、今夏に、他クラブへ売却を検討しているという。

同紙は「バランの代理人は兄弟のアントニーが務めていたが、昨年9月にCAAスポーツと契約した」と報道。その影響からか、Rマドリードは移籍金ゼロで出ていかれることを懸念しているわけだ。すでにフランス1部パリ・サンジェルマンやイングランド・プレミアリーグのチェルシー、マンチェスター・ユナイテッド、イタリア1部ユベントスが興味を示しているとし、移籍金も5000万ユーロ(約63億円)に設定すると伝えている。

今夏に向け、Rマドリードでは守備の要、スペイン代表DFセルヒオラモス(34)の退団が決定的とされる中、双璧となる主力選手の移籍はチームにとって大きな痛手となる。だが、ドイツ1部バイエルン・ミュンヘンからオーストリア代表DFダビド・アラバ(28)と、スペイン1部ビリャレアルの同国代表DFパウ・トーレス(24)の獲得を検討しており、穴埋めは可能と考えているという。

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